燃えるゴミと燃やすゴミの違い。それはゴミ従事者の強い意志の表れだ!

ゴミ知識
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燃えるゴミと燃やすゴミ

燃やすゴミってなんか積極的ですよね。
京都等の近畿圏で燃やすゴミという表現が多いです。
積極的だな〜と思っていたのですが、分別の観点でいうとこの言葉の意味が理解できます。

京都のゴミ分別
https://gomisute.net/kyoto/kyoto-shi/

いろんな見解
検索すると色々な見解が出てきます。

例えば一般システムエンジニアの刻苦勉励というブログでは
http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2008/06/post-260f.html
焼却施設の職員が燃やすからと解釈しています。

2004年のexciteニュースではゴミがひとりでには燃えないからとの解釈です。
https://www.excite.co.jp/news/article/00051082531383/

判断の基準を出す人から燃やすひとへ!

各自治体の分別サイトを1000以上見た経験から、
燃やすゴミと書いている自治体は、焼却施設に自信があり、そこに関係する人々の熱い思いがあるから、あえて燃やす!と書いていると断言できます。

通常の日本語で考えると、ゴミが自発的に燃えるのが”燃えるゴミ”で、ゴミを出す人にとってはその判断基準として「燃えそう」という判断が入る余地ができていまいます。だから、通常の焚き火程度で火をつけても自然には燃えないものは、全部不燃物にしてしまうなど、個人にばらつきが生じます。

対して、燃やすゴミの場合、その判断基準は燃やす人、つまり焼却施設の従事者になります。
この人が燃やすといったら、燃やしちゃうんです。

燃やす施設への自信

ゴミの焼却施設はダイオキシンの発生抑制から、その焼却温度をどんどん高めています。
その結果、通常の焚き火程度では燃えないゴミもどんどん燃やせるようになっています。
また、焼却部の構造の工夫で、焼却灰の回収・処理もスムーズにできるように改良されてきています。
前述した京都はガラス(食器や鏡等)も燃やします。溶け残りますがそれも含めて焼却灰として処理します。リサイクルや回収できないものは全て燃やすゴミです。一旦、火の中に入れちゃうという意味の燃やすですね。施設への自信が”燃やす”という表現になっています。

京都市の焼却施設 北部CC
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000058126.html

だからと言って・・・

焼却施設の進歩により、処理がどんどん楽に・・・だからと言って、ゴミをたくさん出していいわけではありません。いるもの、いらないものを判断して、無駄な購入はしないようにしましょう。
また、自治体により分別は異なりますので、個別にちゃんと確認してくださいね。
gomimap 分別マップ
https://gomisute.net

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