食品用ラップ。どうやって捨てますか?
食品用ラップって、おにぎりを包んだり、お皿に残った食べ物にそのままかけられて便利ですよね。でも、どうやって捨てたらいいのか?ちょっと迷いますよね。
ラップの材料は?
ラップの材料は、実は各社色々違います。特許の関係とか得意な材料があるからです。ポリ塩化ビニリデンとかポリエチレンが主流のようです。現在よく名前を聞く2社は・・・ポリ塩化ビニリデンのようですね。伸びやすく、切れやすい。酸素や水分の透過性が低くて、包んだものが劣化しにくいのが特徴です。
ラップは燃やしていいの?
ポリ塩化ビニリデン等の塩化物の入った材料を低温で不完全な状態で燃焼させると有毒なダイオキシンが発生してしまいます。通常のゴミ焼却施設であれば、800度以上の高温で焼却するので、ダイオキシンの発生はありません。野焼きや簡易焼却炉等での焼却はやめてください。
じゃ、ラップは燃えるゴミだねっていうのはちょっと早い。
焼却施設として高温を維持できない場合もあり、プラスチック系のゴミを燃えないゴミとして分別している自治体は燃えないゴミに指定している場合があります、また、燃えるゴミとして回収したゴミを固形燃料化していたりする自治体もあります。ラップそのものを梱包材として捉えるか?生活に使用した一般的なプラスチック系材料と捉えるか?自治体により考え方が異なるようで、排出の際には注意が必要です。お住いの自治体の分別をよく確認してください。
それでは、各自治体のラップのゴミ分別を調べてみましょう。
大阪府堺市
通常の家庭で購入して使うラップ類は生活ゴミの分類です。商品梱包のラップとは、箱型のお菓子等の外装を包む透明なフィルム類です。こちらは”容器”に当たるとの判断からリサイクルに回されます。(プラスチック容器や梱包はリサイクルしなくてはいけないという法律があるからです。最下部に参考として、プラスチック容器包装リサイクル推進協議会のリンクを添付します。)
千葉県南房総市
https://gomisute.net/chiba/minamiboso-shi/
こちらは梱包材料の一つとしてとらえ、容器の分類で回収するようです。
上記の分類は南房総市でも白浜・千倉・丸山・和田地域のみです。環境衛生組合の管轄により記載があったりなかったり・・・。同じ市内でも違いがあるようです。
沖縄県沖縄市
https://gomisute.net/okinawa/okinawa-shi/
燃やせるゴミでした。プラスチック類も燃やすゴミですので、一括で焼却しているようですね。
宮城県石巻市
残念ながら記載ありません。プラスチック類も燃えるゴミですので、燃えるゴミの分類で良いです。
愛知県北名古屋市
プラスチック製容器梱包の分類です。梱包材料の一種としての分類との考えですね。
北海道帯広市
燃やさないゴミの分類です。プラスチック系のゴミも燃やさないゴミの分類です。分類をしているかもしれませんが、その行方はわからないですね・・・。
6市町村をサンプリングしましたが、やはりバラバラでした。
再使用できるものを使うのがベターですね・・、やっぱり。
リサイクルに回っているようですが、やっぱり使い捨てにするのはもったいないです。
食品ラッブを使わないように、シリコン系の材料の蓋とかを使用するのはいかがでしょうか?
容器や梱包をリサイクルする組織
最後に、プラスチック容器梱包リサイクル推進協会のサイトを紹介します。
参考にご覧ください・・・。
http://www.pprc.gr.jp
分別を調べるなら、このサイトが調べやすいと思うんですが・・・
ラップの分類は意外と難しかったですね。間違う前に調べましょう。本サイトで・・・。
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